サラ・ポールソン
1974年12月17日、アメリカ合衆国フロリダ州生まれ。映画、テレビ及び舞台で活躍をしている。2006年から放映されたNBCのテレビドラマ「Studio 60 on the Sunset Strip」に出演し、初めてゴールデングローブ賞にノミネートされる。その後、高い評価を得たFXのミニシリーズ「アメリカン・クライム・ストーリー/O.J.シンプソン事件」でのマーシャ・クラーク検察官役では、エミー賞の主演女優賞(リミテッド・シリーズまたは映画部門)(16)に輝いたほか、ゴールデングローブ賞、映画俳優組合賞、クリティックスチョイス賞、テレビ批評家協会賞を受賞。さらにFXの大ヒットシリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(11〜21)のシーズン8に主演。同シーズンでは複数の役どころを演じたことに加え、78分のクロスオーバー・エピソード"Return to Murder House"で監督デビューを果たした。このシリーズでは、「カルト」のアリー・メイフェア・リチャーズ役、「ホテル」のサリー役、「怪奇劇場」の総合体双生児ベットとドット・タイラー役、「魔女団」のコーデリア・フォックス役、「精神科病棟」のラナ・ウィンターズ役で、5度エミー賞にノミネートされ、クリティックスチョイス賞も二度受賞。最近は、主演、製作総指揮も務めたNetflixシリーズ「ラチェッド」(20)。「カッコーの巣の上で」のミルドレッド・ラチェッドの若き日々を描いたこのシリーズは、配信開始と同時に世界50カ国で1位を獲得し、Netflixのシリーズのうち、配信1週目に最も観られた作品になった。さらにゴールデングローブ賞で主演女優賞にノミネートされた。
映画では、『カーラの結婚宣言』(99)、『恋は邪魔者』(03)、『ベティ・ペイジ』(05)、『ハート・オブ・ウーマン』(00)、『ザ・スピリット』(08)、『MUDマッド』(12)、『それでも夜は明ける』(13)、『キャロル』(15)、『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』(17)、『オーシャンズ8』(18)、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(18)、『ミスター・ガラス』(19)などに出演している。
Comments
敬称略、順不同
ジワジワ、ヒリヒリ効いてくるこの“怖さ”は何なんだ! 近年のどんなホラー映画より、アクション大作より、ハラハラ、ドキドキが来る! 手に汗握る緊迫の連続投与で、観客も呼吸困難や不整脈、感覚麻痺を起こしそう! このめくるめくヒッチコック的処方箋新スリラーの効き目を体感すべし!
小島秀夫ゲームクリエイター
クロエ役のキーラ・アレンの演技が素晴らしい。 頭脳、体力、支配力、そして母の愛の狂気で立ちはだかる、 強すぎるサラ・ポールソンに一歩も引かない!
山崎まどかコラムニスト
これ、多分俺の中で今年のサスペンスホラーのジャンルの映画では一位になると思う。
川上洋平[Alexandros]
父が娘を探す(search)物語から、娘が母から逃げる(run)物語へ。
そしてやっぱり今回も仕掛けられていた驚きのラスト。
アニーシュ・チャガンティ監督作品は絶対に見逃せない。
宇野維正映画ジャーナリスト
何かがおかしい…
その理由を知った時に鳥肌が立つ、ゾッとする狂気の連続が最高に楽しい90分間。今年1番のスリラー。
DIZ映画アクティビスト
日常が異常だと気付き、唯一の信頼を失った時、自分は走り出すことが出来るのか…人間の愛が振り切れた時が1番怖い。イカれ過ぎ。searchの監督、スタッフ陣が制作していると聞いて納得しました。絶望感を創り出すのが本当に上手いです。期待通りでした!!
相田周二三四郎
アニーシュ・チャガンティ監督の前作『search/サーチ』は斬新な様式と技巧が際立つミステリー映画だったが、この新作はあらゆる場面がサスペンスで成り立っている。潔いほど純粋に、一心不乱の映画体験を提供する娯楽スリラーだ。
高橋諭治映画ライター
愛しているようで執着している、尽くしているようで奪っている。現実にもよくある構図なのが心底恐ろしい。
母子それぞれの情念を表現しきる、サラとキーラの凄みに圧倒されました。
レイナス「ホラー通信」
身体が言うことを聞かない。家にはネットも無ければ電話も繋がらない。自分には母しかいない。しかし、その母は……。近年稀に見る凄まじい詰みっぷりに戦慄。あらゆる束縛の恐怖がこの一作に詰め込まれている。
人間食べ食べカエル人喰いツイッタラー